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**宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』
そういえばこれ、後半があんまり好みじゃないんだった。面白いんだけど。定番で王道のRPGがやりたくなる。
“宮部みゆきの最新ファンタジー”とやらが発売されましたね。『英雄の書』というらしい。気になる。

**多崎礼『本の姫は謳う』3,4
完結。やっぱすごいこの人。デビュー二作目でこれだもんなー。さすが投稿生活十七年。世界があんまり緻密なのには驚嘆します。
惜しむらくはワタクシの、基本キャラ萌えな読書姿勢。
このキャラが好きーっ! って感じの話を書く作者さんじゃないので、すごい面白いのにハマりきれないんだよね……。

**多崎礼『煌夜祭』
デビュー作。こっちの方が雰囲気好き~v
この方の世界設定の緻密さから言って、ジェイドと翡翠の恋物語(アンソロジーに書いてた外伝関連)も存在するんじゃないだろうか。いつか絶対出版されるんじゃないかと思うのだが。
銀英伝みたいな超長編大作もきっと書けるし、面白いと思う。

**伊坂幸太郎 『死神の精度』
死神千葉さんの淡々とした語り口と、人間社会との微妙なズレが大変楽しい。
大笑いじゃないんだけど、くすって感じが面白かったー!
「いい大人の言う事じゃない」
「悪い大人なら言うのか」

――ってアンタ!(大笑)
どうも聞いた事あると思ったら、映画だかドラマだかになってるのね。『重力ピエロ』の作者さんだとは思わなかったけど、読んでみれば“ああなるほど”。
『重力ピエロ』も軽妙なやり取りが楽しかったが、短編だからか死神だからか、こっちの方が馴染んでる気がする。こっちのが好き。

**東直子『とりつくしま』
「とりつくしまがない」の「とりつくしま」なんだろうか変な題名――と思っていたら、やっぱりその「とりつくしま」でした。
とりつくしまがあるんです。未練を残して死んだ人には。
なかなか奇妙に面白かった。白檀の扇子とカメラの話が特に好き~v

**石川英輔『大江戸庶民事情 江戸のまかない』
江戸の庶民の文化って、大層すごいものですな。
日本の未来は明るいかもしれない。

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