とうとう！

とうとう明日！　18年にわたる戴国の謎と不幸に終止符が！
仕事休みにしてどっぷりハマる予定だったのに仕事入った……orz

以下、2巻読了時点で荒ぶってPixivに上げて冷静になってから下げた想像とか妄想とか考察とか。ネタバレ注意。

ギョウソウ様は！　死んで！　ない！！
いやいやまさかそんなって思いながら読み進めて白髪紅眼ってところでぎゃあああ！　ってなったけど、いやいやまさかを突き詰めて、なんとか辻褄合わせの仮説を妄想した。

アセンとギョウソウはどちらも本姓が朴で同姓なのでアセンが次王って事はないはず。
暗殺失敗したと思われてるけどそもそも殺す気なかった、ってのは地の文にある。
延の例がある。州侯を幽閉してレイインが権を盗んだ話。それだと思う。

戯れ歌を口にしてるのが三人。
小刀砥いでる少年の主公、これが2巻最後で亡くなったギョウソウ（疑惑）
山中で荷を運んでるらしい三人組のうちの一人、これが静之（だと思う）
供物を流した少女の近くの一人、これがギョウソウ（本物）じゃないかな！
少女から「さほど離れていない場所」って書き方だったはず。少女が流した供物の行く先、子供しか通れない穴の先は洞窟になってる。そこに居る。
洞窟というか、元は坑道で、六年前はリサイ達が探しに行った鉱山の方から入れた。突っ込んで落盤起こして閉じ込めた。
そも、弑するだけならその辺の野山でいいとは再三言われてる。殺さずに閉じ込める、だから山だった。人払いから戻った鉱夫が嗅いだ匂いは落盤を起こすためのもの。怪我したギョウソウを助けた人を探したっているわけがない。そもそも山から出ていない。
水はある。食べ物は月に一度供物として流れに乗って届く。神仙ならそれで生き延びられる。
そういう事なんじゃないかな。
供物を流した少女の父親はアセンの手の者か。山にいるのが「大切な人」という言い方からして完全な配下ではない。なにかしら事情があって従っていたけれども、娘が亡くなったのでこの後はどうか分からない。

では、亡くなったギョウソウらしき人は何者か。
影武者なんだろうけど、ギョウソウサイドの人員なら描写がないのは不自然。
なので、アセンが用意した影武者なんだろう。王の代わりに死んで野に下ったギョウソウ配下の心を折るのが役目。アセンに心酔してるのか騙されたのか洗脳されたのか。妖術もあるしね！（無理矢理感）
騙された説を推す。王の為、国の為に「主上」って呼ばれたら振り向いちゃうくらい影武者修行を積んだのに、いざお役目だってところで騙された事が判明し、王を陥れるために使われて瀕死の重傷に追い込まれてアセンを憎んでる。これなら城を取り戻さなきゃとかいう少年との会話もおかしくないよね。
あ！　そういえば最期の言葉で「台輔」って言ってた！　ギョウソウなら「嵩里」じゃん！　やっぱりこの人ギョウソウじゃないよ！！（願望）

泰麒が立ちくらみで膝をついたシーン、まさかこの時ギョウソウが！？　とも思ったけど、ギョウソウ生きてる説でいくなら使令が戻ったとかでしょう。角も完全ではないにしろ癒えた。だからこのあと庭に出て外を眺める事が増えた。北を。
大僕は王宮の奥を見てるんじゃないかと思ったりもしてたけど、そのさらに先、北の方にギョウソウがいるから。でも状況的に駆けつけるとか出来ない。

ロウサンは泰麒のフォローをしてる印象があるな。天の摂理を動かさないことが肝要、なんて言う人が同姓だって事に気付いてないとかありえないし、その辺にはあえて触れずに理屈をこねて信じさせてる感じがする。
そもそも、新王だっていうなら額づいて見せろ、って流れにならなかったのがちょっと不思議なんだよね。王以外に叩頭「しない」んじゃなく「出来ない」んだってわかってる人は少ないのかもしれないけど、だからこそっていうか。
そうするとロウサンは使令がいないって知っていたのか、泰麒が抑えると思っていたのか……うーん。

新しく護衛になった少女が鳥を飛ばしてたので、在野の誰かと王宮の誰かは連絡取ってるっぽいよね。護衛ちゃんの主って誰？　護衛に推した人の名前は出てきたはずだけど誰だか分からんかった。そもそもその人が主とは限らないか。あえて伏せてる感じがするのでロウサンだったりしないだろうか。

とりあえず「病む」のは鳩だろうなってのは分かったけど、誰がやってるの？　アセンなの？　アセンもなんだか無気力っぽいけど病んでるの？　だとしたら誰がやってるの？
いやでもアセンはそんな感じじゃないっていうかそうであって欲しくないっていうかだとしたら何考えてるのコイツ何がしたいの！？

だんだん辻褄どころじゃなくなってきたのでこの辺で。
あと2巻……ひと月後が楽しみ過ぎて苦しい。とにかく泰麒には幸せになって欲しい。ギョウソウの隣で笑えるようになってほしい。だってこの子の人生ほとんど苦しいばっかりだよ！　お願いだから幸せになって！！