更新、拍手レス、日々徒然
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別にコロコロころがったわけじゃなくて、壁が床になる方向にゆっくり一回ぱたんと。
床を滑って下になる壁に押し付けられた私は、対面に作り付けられた棚から骨董品を収めた箱がドカドカ降って来るのをぼんやり見てた。祖父の収集品。
……なんで骨董?
祖父はそんな趣味持ってなかった。そんな部屋はない。
まあ、その時私は、床と化した壁から体を起こして周囲の惨状を見渡してみたわけだ。
箱だの壺だのがグシャグシャになってる中に、水晶の飾り玉がついた象牙の印籠が転がってた。表面にお経がビッシリ彫りつけてあって、彫り跡には墨を流して色を付けてある。
妙にリアルに細部まで見て取れたんだけど、どっかでそういうの見た事あるんだろうか。別に趣味じゃないんだが。
部屋を抜け出してみたら、家の中で転がったのはこの部屋だけだと判明。有り得ん。
妹が出て来て、なに言ってんのお姉ちゃん、と、その辺で目が覚めた。変な夢だった。
床を滑って下になる壁に押し付けられた私は、対面に作り付けられた棚から骨董品を収めた箱がドカドカ降って来るのをぼんやり見てた。祖父の収集品。
……なんで骨董?
祖父はそんな趣味持ってなかった。そんな部屋はない。
まあ、その時私は、床と化した壁から体を起こして周囲の惨状を見渡してみたわけだ。
箱だの壺だのがグシャグシャになってる中に、水晶の飾り玉がついた象牙の印籠が転がってた。表面にお経がビッシリ彫りつけてあって、彫り跡には墨を流して色を付けてある。
妙にリアルに細部まで見て取れたんだけど、どっかでそういうの見た事あるんだろうか。別に趣味じゃないんだが。
部屋を抜け出してみたら、家の中で転がったのはこの部屋だけだと判明。有り得ん。
妹が出て来て、なに言ってんのお姉ちゃん、と、その辺で目が覚めた。変な夢だった。
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