再会の宴12 舞台裏～。

「女に見えないって？　素敵な美人じゃねぇか。あんたちょっと目がおかしいな」
「いくらなんでも女の形をしていることくらいは分かるぞ？　ただなぁ……口説こうという気はさっぱり起きんな」
「王様……」
　呆れたようにケリーはウォルを見やった。
「あんたどんな女だってろくに口説いちゃいねぇだろう」
　言葉に詰まるウォル。
　まあそれはそうだ。
　妻であるポーラだって、リィがお膳立てしてくれなかったらどうなったことか。
「そ、そういうケリーどのはどうなのだ。“あの”ルウどのを女性として口説く気になれるのか？」
「やってみてもいいとは思ってるぜ？」
　まあ、双方の気分だとかその場の雰囲気だとか、一線を越えるのに重要なファクターがぴったり揃う事など、百年待ってもあるかどうかという問題はあるが。
　八つの子供に手を出す趣味は毛ほどもないが、今ならあえて拒否する理由もない。
　そんなところが、キングと王様の違いなのだった。



据え膳は喰う男ケリー。昔男でもまた男になるんでも多分気にしない。
でも相手は天使だから、わざわざ自分から口説くかどうかは状況次第。
ルウはルウで、愛情と性的行為がまったく繋がってないから、誘うかどうかはこれまた状況次第。
で、そんな状況はまず訪れないという。そんなイメージ。
王様は逃げるね！　「俺には妻が……」とか言って。

再会の宴12UP

拍手とか★とかぽちぽちありがとうございます！
宴は次で終わります！　次で終わる……ハズ。
自分的にありえないほど長く書いてるわりに、さあクライマックス！　て感じがまったくないのがむなしい。いやほら、短編の積み重ねだからね……長いのに長編じゃないよね……起承転結ってものがないよね……うふふ（遠い目）
いまちょっと、別方面のネタが頭の片隅ふよふよしてて、どっちも進まない状況ではあるんだけど。

おまけの毛色の変わった元ひよこは、『噂の真相』に出てきたロイくんだったりします実は。こんなメモが出てきた。

「貴方に常識は求めないことにしたんです。変態ですから」
　ケリーは吹き出しそうになるのをなんとか堪えた。
　なんなのだ、この坊主は。
　まったく似ても似つかないのに、妻と同じ事を言う。

まったく似ても似つかないのにジャスミンと同じ事を言うキャラにする予定だったらしい。その後出てきてないけど。
変態と言ったら爆笑されて、ケリー＝変態と認定。変態＝常識の通用しない人、で定着してしまったロイくんでした。実は同級生ではないんだが。

ああなんだか懐かし漫画をがっつり読みふけりたい気分。
幽○白書とか。るろうに○心とか。

拍手レス

アンケご協力ありがとうございます！
一位をベースにSS書くとかは考えてないんですけど実は（汗）
なにより宴を終わらせないと……母の日までにはなんとか……なんとか……。

以下、拍手レスです。ありがとうございました！

3/27
>ssさま
アンケご協力ありがとうございます～。
似たコメントですねぇ、実は仲良しですか？（笑）
ROM専門などといわずに、どしどしコメントくださいなｖ
応援ありがとうございました！　頑張ります！

リィと踊ろうキャンペーン？

『再会の宴11』の拍手おまけ。ジャスミンは本来、掟破りを強行させるような無茶はそれなりの事情がないと言わない――――事情があれば言う。ここポイント（笑）――――人だとは思うけど、それはそれ。
楽しげなのでアンケでもやってみようかなーと。

拍手レス

彼岸も明けて、卒業式ラッシュがひと段落。そろそろ母の日の下準備をせねばならない秋野ですコンニチハ。さて、私の職業はなんでしょう（笑）
以下、拍手レスです。コメント、★、拍手、ありがとうございました！

３/１９
>DDさま
だといいですねぇ、ジャスミンが地団太踏んで悔しがること請け合いだ！（笑）

３/２０
>かずさま
わー、PC故障って……大変だったんですね。恐ろしいですね。おつかれさまでした。
また見つけてくださって嬉しいです！　今後ともよろしくお願いしますｖ